被災地の子たちにサツマイモとどけよう
仏教会青年部有志ら
宮城・岩手の保育園などへ2トン
 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城、岩千両県の子どもたちを元気づけようと、桐生仏教会青年部の有志らが「被災地応援プロジェクト」
に取り組んでいる。桐生市内で栽培したサツマイモを両県の保育園や幼稚園に贈るうというもので、その収穫が10月25日までの計3回、延べ約
60人の手で行われた。メンバーは11月上旬に現地を訪れ、合計約2トンのサツマイモを届ける予定だ。
 同プロジェクトは、仏教会青年部の大沢邦裕さん(32)、桐生市菱町三丁目、文昌寺副住職、や坪井良樹さん(34)、同梅田町1丁目 鳳仙寺副
住職=ら有志が立ち上げたもの。
  坪井さんが震災直後、被災地の保育園などに届けるサツマイモを掘る今月現地訪問桐生青年会議所メンバーとして宮城県石巻市で支援活動
したのを機に、5月に 大沢さんら仏教会仲間とともに再び石巻市を訪問。下着や靴下などの衣類と、タマネギやキュウリなどの野菜を支援物資とし
て届けた。
 これに続く第2弾として、今度は被災地の子たちを食べ物で元気づけようと、6月からサツマイモの栽培を始めた。
 仏事などでつながりのある生花店経営の新井清一さん(62)=桐生市相生町三丁目=の畑を借り、新井さんを団長とするプロジェクト「福田」(ふ
くでん)を組織。桐生から被災地に″福″を届けようという思いを込めた。
 生花店の全国組織、ジャパンフラフーー・ネットワーク(JFN、本部東京)の東北ブロックを通じ、両県の保育園などに打診した結果、20園以上・が
サツマイモの受け入れを希望した。
 収穫は16、22、25日の3日間で行われ、西方寺(桐生市梅田町二丁目)の一座禅会の参加者やヽ桐生地区のガールスカウトなども協力した。 
大沢さんは「協力してくれたみんなの思いを感じながら、おいしく食べてもらえたらうれしい。
今後も長期的に支援していきたい」と話す。
も ど る