【震災お見舞い】
 去る3月11日発生しました『東北関東大震災』、日本は想像すら出来ない巨大地震・巨大津波に襲われたわけでございます。また、福島県の原子力発電所における事故の発生と、人知を遙かに超えた大災害であります。
懸命の救助活動等がなされているにもかかわらず、いまだに一万人を超える方々が救助の手を待っておられる訳であります。
 大地震・大津波により多くの方が家を失うなどで、家族の安否も分からぬまま避難所での極めて不便な生活を強いられております。また原子力発電所の事故により避難しなくてはならない方々も多くいらっしゃいます。心中察するにあまりあるものと、心を痛めている次第でございます。
 桐生仏教会会員一同、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
 1日も早い復興をお祈り申し上げ、出来る限りの援助をさせて頂く所存でございます。桐生仏教会におきましては、去る3月14日、桐生タイムスを通じ日本赤十字に20万円の義援金をとりあえず拠出させて頂きました。会員寺院の中にも屋根瓦が落ちたり、墓石が倒れたりと被害が見受けられますが、お彼岸中より会員各寺に義援金箱を設置致します。今後あらゆる機会を通じて皆様の物心両面に渡るご協力を頂きたく存じます。
 被災されなかった皆様も、多くの不安を抱えていらっしゃるでしょうが、未曾有の大災害であります。お互いに節約に努める事も被災された方々に対する援助活動と心得て下さいますように切にお願い申し上げるところであります。

2011年3月17日
桐生仏教会会長 本間光雄 合掌
も ど る