てんだいしゅう ちゅうおうざん たほういん ちょうふくじ
天台宗 中央山 多宝院 長福寺
●住 所:桐生市宮本町3-5-1
●TEL:0277-22-8778 FAX:
0277-22-8780
【本 山】 比叡山延暦寺
【本 尊】 大日如来
【開 山】 了祐上人
【開 基】
不詳
【開 創】
建武年間(1334年頃)
【住 職】 三浦祐俊
【副住職】 三浦祐徳
年中行事
◆1月1日 修正会
◆春彼岸施餓鬼会 彼岸中日
◆8月13日 盂蘭盆会、ぼけ封じ観音会
◆12月冬至 三宝荒神護摩供
◆テレホン法話〜人生のみちしるべ〜
0277-22-8760
(毎週内容が変ります。)
●三宝荒神縁起
秘仏三宝荒神を安置してあり、寺伝三宝荒神縁起等によれば400年以上も前の話。比叡山の名僧法心上人が諸国行脚のうち、利根川のほとりでうたた寝をしていると夢枕に荒神様が現れ、こう告げた。「その方、いまより私を背負って行脚しなさい。そして私のとどまるところ、艱難の衆人を助け生涯安楽の恵みを与えなさい」と。目覚めると枕元に一体の荒神様があった。お告げに従って諸国を巡り、ある時桐生新宿村雷電原坊主山に立ち寄ると、荒神様はたちまち千貫の重さとなり動かなくなった。そこで、土地の者に夢話を語り、荒神様を祀ったという・・・。
其後50数年、戦国の世が去り、桐生郷は由良氏支配地から徳川氏の支配地に変わり、桐生新町創設時に桐生中心地5丁目に新たに建立された中央山多宝院長福寺と併せて荒神様尊像も祀られました。火伏の荒神様の霊験はあらたかで、元治元年の桐生新町の大火の際、この荒神様で火がとまり、以後長福寺イコール荒神様といわれ、東日本一帯から信仰を集めた。ために付近には旅館が建ち並び、門前には商い屋などの賑わいをみせた。
ところが、昭和30年代に入り、桐生市の都市再開発のため、道路拡張工事の必要性から、荒神様は「市民の幸せになるのなら・・・」と住み慣れた縁故の地を去る決意をされました。まさにお慈悲からの移転決意でした。移転された荒神様の3度目のお住まいは、由緒ある本堂を、そのとき調査にあたった建築家のすすめで解体移転という形をとったため、昔懐かしい姿をそのままに残し、幸いにも山紫水明静寂閑雅な現在地宮本町で、毎年冬至に護摩を焚き、また、訪れる善男善女たちに、今日も変わりない御利益を与え続けられておられます。
本尊大日如来像
木座像 3尺5寸
作者不詳
秘仏三宝荒神
木立像 1尺5寸厨子内
厨子横お前立
本堂
約350年以前に建立
50年前に解体移転
も ど る
Copyright(C)2008
kiryu Buddhist Federation. All Rights Reserved